いたりぃいぃすとがぁでん

ダメ人間がなんか書きます

女装してみた 後編

遂に、実行した。

とある横浜の女装サロン、3月5日の夜に予約を取った。

ちょうどその翌日(3/6)に友人たちと横浜に集まってボードゲームをする予定があり、それに合わせる形となった。

しかし、残念ながら初回の女装サロンで学んだ付け焼き刃のメイク知識では事足らず、結局当日のボドゲ大会では正装で臨むこととなってしまった、無念である。

だが、ありがたいことに、女装サロンのメイク講習が終わってからもメンツの内の2名が横浜に残留してくれたおかげで、誰にも自分の女装姿を見せずに終了とはならずに済んだ。ありがとう。

さて、女装サロンの予約の一時間ほど前、適当に目についた喫茶店に入り、慣れない緊張をカフェラテに溶かしこんで少しずつ飲み下していた。店内にはクラフトワークのポスターがいたるところに貼られていて、BGMも常にクラフトワークだった。退店する際に店主に聞くと、やはり彼の趣味らしい。僕がジョジョの中で一番好きなスタンドはクラフトワークだが、その元ネタについては造詣が深いわけではないので、会話がいまいち弾まないのを少し悔やんだりした。

都会の吹く風の寒さに耐えながら、駅前で店主に店先まで誘導してもらうための電話をかける。

居酒屋の呼び込みをする女性を尻目に、早足で移動する。

指示されたマンションに到着し、エレベーターで指定された部屋がある階へと上がる。

インターホンを押してからドアが開けられるまでの時間のなんと長いことか!

一人の女性が出迎えてくれた。

「いらっしゃい」

玄関先から既にファンシーで華やかな雰囲気で飾られていた。

先程から続いていた鈍色の夜の街とは別世界だ。

「もう女の子名考えた?」

あ~そういえばまだ考えてなかった、ここで時間を取られたくなかったのもあって、僕が女の子に産まれていたら父親が付けたがっていたxxxという名前にしておいた。

もこもこしたスリッパに履き替える。

少し進んだパーテーションを抜けると、部屋の真ん中にテーブルと椅子がふたつ、

場所は非公開! 中区の「女装サロンHIME」でライター・クドーが「男の娘(こ)」に変身![はまれぽ.com]

内装について、上記の記事が参考になるので見て欲しい。

椅子に座ってから気づいたのだが、この部屋、すぐ横の壁一面に大きな鏡が貼られている。

おそらくは女性の仕草や歩き方などのレッスンに使用されるためのものなのだろうが、「今の自分の姿を今一度ここで焼き付けておきなよ、変身した自分にびっくりするだろうからさ」と鏡から訴えられている、そんな気分だった。

オーナーさんから紅茶とお菓子を頂いた、それらを楽しみながら持参した化粧道具をチェックしてもらう。

頑張って揃えたね~ 足りないのもあるけど、全然合格点だよ。足りないアイテムはここで買い足すことも可能らしく、いくつか見繕ってもらった。

女装歴は長いの?

いや、本格的なのはこれが初めてです

ちょっとした会話を続ける。

女装したまま友達と会いたい旨を伝えると、驚かれてしまった。

初女装で外出は珍しいらしい。

メイク部屋に移動して、いよいよ講習が始まる。

まずはウィッグのかぶり方だとか、男性のメイクはベースメイクが命だとか。

先生が僕の顔を半分を使って見本を見せてくれて、もう半分は実習、という感じでレッスンは続く。

中でもアイメイクは困難を極めた。つけまつげは上手く付けられないし、アイシャドーも難しいし、アイライナーで目の淵にラインを引くのはセルフ拷問だった。

紆余曲折を経てメイクが終わり、いよいよウィッグを被るところまでやってきた。

あ、ウィッグなんですが、ここのお店オリジナルの良いやつを買いました。

先生が絶対こっちのが似合うよ! って推してくれたので…… 全然後悔してないです、安物と比べたらね、全然質が違った。

 

そんなこんなでいよいよこの瞬間がやってきてしまった。

わかる、感覚的にわかるの、ああ俺ウィッグ被っちゃったらもうこっち戻ってこれないなって、わかっちゃうんだよね。

でもね、そんなことどうでもよくなっちゃった。

もう一人の自分がすぐそこにいるのにね、無視するわけにもいかないもんね。

先生にウィッグを被せてもらう。

「前髪のトコ押さえてて」 押さえるついでに目も覆う。

そんで目開けたらね いたよ、いたんだよ 紛れも無い「私」が。

先生「うわああああ可愛いいいいい」

うん、可愛かった、ほんとに可愛かった。

ええええこれホントに俺かぁあぁああぁ!??って感じだ。

これはいいわけでもなくてホントのことなんですけど、僕がアップした自撮り画像とかじゃ伝わらないんですよこの可愛さは。

どこからどうみても可愛い女の子が鏡の向こうに頬を赤らめて恥ずかしそうにして存在してるの、んで、それが俺なわけよ。

その瞬間ね、その瞬間の画を切り取って永久保存したいけど叶わない夢ね。

先生にウィッグをセットしてもらってる間、ずっと自分のこと見てた。

ほんとに女の子になってしまった……これから普通に外出するんだなぁ……

ぶっちゃけ色々ツイッターで言ってたけど、今日この瞬間までホントにメイクして女装してまともな外見になるのかとても不安だったんですよね、だけど、先生に褒めてもらったり、肩幅もなで肩だから大丈夫だよ~とか言ってもらえたから自信付いて安心しました。まぁなによりも一番の裏付けになったのは、予想以上だったってことなんだけど。

その後先生からネックレスとイヤリングを頂きました。ありがとうございます、ほんとに嬉しいです、宝物です。

楽しい時間はあっという間でしたね。

一回だけじゃメイク完璧にはならんから、これからも定期的に通うつもりでいます。

あ~バイト受かっててよかったなぁ~ 受かってなかったら女装もなかっただろうし。よかったよかった。

別れ際、今度は写真撮らせて~って言われてしまったので、お店のHPに僕が載る日も近いかもしれない。(写真撮影するとは言ってない)

んで、女装外出して友達のとこに向かう。

出来るだけ女性らしく振る舞おうと、電車の中で必死でした。

なんかね~これも感覚的な話なんだけど、普段の男の俺とは違って、女装すると自分の中身の50%くらいが女性的なものに入れ替わる感覚を味わったよ。上手く説明できないすまん。

そんで友達と合流して、深夜のマックでダンジョンオブマンダムとゴキブリポーカーを楽しみました。濃い一日だったなぁ。

キャバ嬢みたいな外見した女性と男性二人が「これはハエではありません」「ゴーレム指定!」とかやってる光景はさぞかし異質だったでしょうね……。

 

まとめになりますが、今回身を持ってメイクの面白さを知りました。

いい意味で、「化けることの楽しさ」ってのを実感出来ましたね。

個人的にはもっとナチュラルな感じのメイクもしてみたいです。

それに伴って、食生活だとか運動だとかでスタイルを女性らしく近づけることも視野に入れなければなぁ、と。まぁあれです、一言で言えば健康体を目指すってことです。最近ラーメンばっかり食べてるから自制しないとなぁ……

女装が趣味になると、自身のスタイルを工夫しないといけなくなるから、もしかしたら女装趣味は健康に良いのかも知れない。

手始めに豆乳飲んだりし始めました。コツコツ頑張りたいと考えています。あなたさえよければ、えっちな目で見守ってください、これからもよろしくお願いします。

女装してみた 前編

僕に女装願望が芽生えてきたきっかけ、多分それは「あまりにもモテないから」だと思う

ならば、僕自身が女の子になってしまえば、すべてまるっとするっとパリッと解決するじゃないか、そういうことなのだ

最近になって、男性と女性との間にて、どこの誰がいつ引いたのかわからない線で分けられていた文化に対し、逆転現象が顕著に見られるようになってきたように思う

その例に、女装を挙げてみる

友人から借りて読んでいた暗殺教室という漫画があるのだが、その中に主人公が女装をする描写がある(可愛い)

もちろん昔の漫画にも男が女装するシーンはあるだろうが、ここで注目すべきは、「マジで女性だと見間違うほどに潮田渚くんがめっちゃ可愛い」というポイントだ

もうね、ほんとに可愛い。俯いて頬を染めて恥じらう姿が本当に可愛い。シコリティがブリオッシュメロンパンですわ。

ネタバレになってしまうが、ペルソナ4というゲームでは、仲間キャラクターの一人が男装していたりする。また、このゲームの中のイベントにも、文化祭での女装コンテストというものがあったりもする。

女装ってジャンルが、コメディとして徐々に受け入れられて来ているんじゃないかなって思う。

男装は、宝塚があるんだよねぇ。あ、でも、歌舞伎にも女型ってのがあるか。

割と昔からセクスチェンジ自体はあったんだなぁ

 

スカートは「寒い」「目線が気になる」 男女制服交換で男子が感じたこと : J-CASTニュース

きっとみなさんの記憶にも新しいこの記事、この制服交換イベント、僕は実に羨ましいと感じる、ノーリスクでこんな貴重な経験できるなんていいなぁ。

つい最近、先輩からセーラー服のコスプレ衣装を譲り受け、それを身につけてみた

初めて履いたスカートは、まさに違和感の塊であった。

少し布をめくれば、人間のえっちな部分が見えちゃうじゃん……

女子はこんなえっちな気分で学校に来ていたのか……

 

その日のオナニーはいつになく捗ったという。(21歳男性談)

 

というふうに、こういった経験や感覚は、機を逃すと味わうことが出来ないのだ。

好奇心は人生を豊かにするための指針であると僕は考えている。少しでも面白そうだなぁと、そこに自分が価値を見出したのなら飛び込んでしまえばいい、周りの目などどうでもいいじゃないか、何事も経験だとはよくいったものだ。

若いうちに色々な経験をして、きれいなものとか、きたないものを見ておくと、後々そいつらが自分の価値観や倫理観に深みを与えてくれるようになるんじゃねぇかな

なんか本題からそれちゃったね、戻します。

 

はい、というわけで伊東くんの話です

クリスマスにサークルでライブすることになって、紆余曲折を経て僕たちは女装してライブすることになりました。

僕自身、以前から女装したい~~~女装したいよ~~~ってツイッターで宣ってたので、最高の大義名分です、ふふふ。

ドン・キホーテで衣装と黒タイツを買いました、ツイッターに上げたやつです

衣装がレディースモノで、身体に合うか心配だったけどジャストフィットでした

みんなからの反応が良好で嬉しかったです(・ω<)

そんでさ、一番びっくりしたのがさ、タイツなんだよ

タイツって履くのすごく大変なんだね、びりびりに伝線しそうで怖かったよ

AVでさ、女優さんのタイツをびりびりに破くアレあるじゃん???

俺を無理やり女装させた新垣結衣が、俺のタイツをビリビリに破く妄想してたら気持ちよかったね、みんなもやってみるといいよ、おすすめ。

タイツ履いただけでなんだか足元が女性みたいになって、すごく楽しい!

下半身だけ女性の心が宿ってるねこれ、タイツすべすべで気持ちいいよ、脚の毛を除毛してからのほうがいいと思う

さて、今回は見かけだけ、服装だけ女装してみたわけだけど、やっぱり化粧しないと女装は語れねぇよなぁ

後編は、近日中にメイクする過程をツイッターで垂れ流すであろうそれをまとめると思います